合理化するにはITスキルは欠かせない 最初は時間をかけて触ってみることも必要だけど…

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独立してから特に意識するようになったことがあります。
合理化するということです。

目次

独立したらすべてを自分でやることに

独立してから特に意識するようになったこと、「合理化」。

勤務時代は自分でやりきれないことは、他の方にお願いしたりすればよかったので、そういったことを意識する必要性もありませんでした。

しかし、独立してからはお客様への営業から税務申告書の作成、請求書の発行、事務用品の購入、郵送手続きなどすべて自分でやる必要があります。

ひとりでこなせれば、利益を最大化できることになりますが、時間も限られています。

その中でやれることには限界があります。

そうすると「合理化」は意識しないわけにはいかないのです。

独立してから意識した「合理化」

勤務している頃には、弥生会計へのExcelインポートを少しやっていた程度で、ほとんど意識していなかったといってもいいでしょう。^^;

それが独立するときには、さすがに連動を考えたんですよね。

勤務時代の事務所では、連動性を意識したシステム構成ではなかったのですが、組織だから何とかなっていたわけで・・・。当然、預金データの連動などもやってなかったです。

預金の自動連動なども独立してからやり始めました。

はじめはいろいろ触って、試しながらやっていましたので、どうしてもそこに時間がかかってしまいました。

今は普通にできるようになっていますし、結果、その点については合理化できたと思っています。

やはり、合理化しようと思ったら、ITスキルを上げることは欠かせないです。

実は、今も新たなことに挑戦していますが、これまでに未経験なことですごく時間がかかっています。

ただ、新しいスキルを身につけようと思ったら、最初は時間がかかるものだと認識しています。

「これをクリアすれば、合理化もでき、新しい発想も出てくるかもしれない。」

そう思って、自分が興味を持ったことには、積極的にチャレンジしてみるようにしています。

こんなITには時間をかけたくない

先日チャレンジして大苦戦したのが、eLtax(地方税ポータルシステム)による電子申告。

この時期、住民税の計算のもとになる「給与支払報告書」を各市町村に提出する必要があるのですが、これをeLTAXを使って、PCから電子申告により提出することで、郵送することもなく合理化できると考えていました。

また、同じ時期に税務署には法定調書を提出する必要があります。

さらに、平成28年分から税務署に源泉徴収票を、市町村に給与支払報告書を一括して提出することができるようになったのです。

給与データ自体は、給与ソフトで入力されているものをそのまま使えるため、改めて入力する必要がない、と考えてチャレンジしてみたのですが、eLTAXが予想以上に柔軟性のないシステムだったのです。

いくつか挙げてみると、

・データ連動後、個人データが一切変更できない。住民税の徴収方法も変更できない(eLTAXに直接入力をすれば、普通徴収に設定できるけど二度手間になる)→普通徴収、愛知県はまだ大丈夫そうです。

・仮にeLTAXに手入力で対応しても、ある画面まで進んでしまうと、もう前の画面には戻れず、修正箇所があっても給与支払報告書の総括表以外は訂正できない。そのためデータ保存は必須。(汗)

・原因不明な「読み込みできない漢字がある」とのメッセージが出て読み込めないことも。(市町村は限定できても、その中のどのデータかの特定がされない。)

結局、こういったエラー対応にすごく時間がかかってしまいました。

さらに一括提出ができるといっても、一括提出できるのは法定調書の給与の源泉徴収票の部分だけ。

報酬や家賃等は?と気になって調べてみたら、国税庁HPにこのようなメッセージが・・・。

Q5 電子的提出の一元化により提出する給与所得の源泉徴収票以外にも法定調書を作成する場合、どのようにして「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」を提出すればよいですか。

(答)

 給与所得の源泉徴収票以外の法定調書を提出する場合については、e-Taxや書面等、従来と同様の方法により給与所得の源泉徴収票以外の内容を記載した「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」と併せて提出してください。その際、例えば、電子的提出の一元化により給与所得の源泉徴収票を先に提出した場合には、電子的提出の一元化による「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」は「新規」、給与所得の源泉徴収票以外の内容を記載した「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」は「追加」として提出してください。

報酬や家賃等は一括提出の対象外のため、結局は両方ださないといけないのです。

一括提出のメリットがなく合理化できていないのでは・・・。と思うのは私だけでしょうか。

結局、国税と地方税の一括提出を使わずに普通に提出しました。

スキルアップのためにITに時間をかけるのは必要なことだと思えますが、正直、eLTAXはあまりに使いにくく、愛媛の税理士、白石さんの言葉を借りれば、ダサダサIT(笑)です・・・。

こういった理由でITに時間をかけることは避けたいものです。

まぁ、ダメな面がわかると前向きに考えれば、いいのかも知れませんが。

eLTAXは、せめてもう少し改善をしてもらえるとありがたいです。^^;

 

【編集後記】
昨日は名古屋市役所に「空き家の譲渡所得の証明書」を取りに行きました。紙一枚、郵送してくれればいいのですが、ダメといわれ仕方なく。最初に委任状も出しているのに、受取時に受領の印鑑と身分証明書まで提示を求められました・・・。よっぽど信用されていないのかなぁ。(笑)

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