FP(ファイナンシャルプランナー)を勉強しておくのはオススメです。
お金にかかわることを幅広く学ぶことができます。
FPはこんな資格 FPの勉強をしてわかったことも多い
ファイナンシャルプランナー(FP)は、相談者の目標を達成するために家族状況や収入や支出の内容、資産負債や保険などのデータを集めて分析をしたり、長期的な視点でプランニングやアドバイスをするという資格です。
私は税理士試験を合格後にこのFPの勉強をしました。
私自身は資格を取得してよかったと思っています。
一番よかったと感じるのは、今の税理士業を補完してくれる知識を学べたということです。
税理士業をしているとお客様からは、税金のことだけでなく、年金のことや社会保険はもちろん、不動産のこと、相続(税金計算以外)のことなどの質問もあります。
そういった場合にも回答できることで勉強したことの効果を感じることもあります。
みんなコツコツ1科目ずつ合格している 勉強はしやすい
FPは仕組みがちょっとややこしいのですが、運営母体がきんざいとFP協会の2つがあります。
受験方式も細かく説明すると長くなるので興味のある方はこちらで確認を。
CFPの場合で説明すると科目は6科目あります。
① ライフ・リタイアメントプランニング … 住宅ローンの借り方、繰上げ返済、社会保険
② 不動産運用設計 … 不動産法令を中心に不動産に係る税金のこと(不動産取得税、固定資産税など)
③ リスクと保険 … 生命保険、損害保険やこれらに関する税金
④ 相続・事業承継設計 … 相続税の計算はもちろん、遺留分のことや遺言のこと
⑤ タックスプランニング … 税金(内容は所得税が多い、一部法人税もあり)
⑥ 金融資産運用設計 … 金融資産の運用設計や株式の税金など
2級、3級などでもこのような科目区分はなくても学習することは同様です。
CFPになると、たまに税理士試験レベルの問題もありました。(FP試験では回答すべき問題ではないでしょう。)
例えば、繰上げ返済することでの効果や年金の在職老齢年金、相続の遺留分の放棄などは、このFPを勉強して理解できたことです。
「広く浅く」というイメージが強いFPですが、それなりに時間をかけて学習すれば、役に立つことは少なくないでしょう。
試験も合格基準はFP協会の場合だと、絶対評価で満点の60%です。努力が報われる試験なので、コツコツ学習していけば合格しやすい資格です。
私はFP3級は独学で、AFP(2級)CFP(1級)はTACで受講しましたが、独学で勉強されるかたも多いかもしれません。
基本的なことをインプットして、過去問を2~3年分でアウトプットを繰り返せば、本試験でもある程度対応できます。
興味があれば、1科目ずつ合格していくことで自分のスキルアップにもなるし、6科目合格まで続けることができたという自分の自信を得ることができます。
税理士試験を受験していればさらに勉強しやすい
FPは税理士試験を受験した場合には、相性のいい資格といえます。
CFPの場合、AFPなどに比べて科目が独立していて、1科目のボリューム、難易度は高いのですが、6科目すべてに税金のことがからんでいます。
1科目ずつ合格すればいいのですが、税金の知識があれば1回の試験で複数科目の受験も可能です。
残業などで時間が取りにくい場合でも、試験は年に2~3回あるので、いつでも始めることができる勉強しやすい資格ではないでしょうか。
私はCFP6科目を1回の受験で合格しました。
1週3科目6時間で2週で12時間にわたるので、2回日曜日は潰れキツかったですけど。
どの科目も税金の問題があります。絶対評価で満点の60%で合格ですから税理士試験を合格した後ならより合格しやすいかと思います。
税理士の知識をさらに活かすための相乗効果もある資格です。
学んで得することはあっても、損することはないと思っています。できるところから始めてみようという意欲がある方にもこのFPはオススメな資格です。
【編集後記】
昨日は1日中所内業務でしたが、午後に税務署へ相続税の申告書を提出しに行きました。昨日の夜、スマホを見ていたら「ドラゴンボールAT」なるマンガを発見。気になって調べたら、アメリカ人の方が書かれた同人誌のようでした。^^;