何か新しい知識を身に着けたい方、将来独立を目指している方は自分の価値を向上させたいと思うことがあるかと思います。
久しぶりにお気に入りのラーメン屋へ
その場合、通常は自己資金を使って資格取得することになるのですが、雇用保険には資格取得のための投資を一部負担してくれる「教育訓練給付金」があります。
すでに離職して独立をされた方でも、 適用できる可能性があります。
これを上手に活用して積極的に自己投資をしましょう。
教育訓練給付金とは
平成26年10月1日より「一般教育訓練」と「専門実践教育訓練」の2種類に拡充されましたが、
ここでは「一般教育訓練」のみ取り上げます。
内容
労働者や離職者が、費用を自己負担して、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し修了した場合に、本人がその教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する雇用保険の給付制度
対象者
一般被保険者だけでなく、離職者でも受給できるケースがあります。詳細はコチラ
対象講座
税理士、社労士、FP、簿記ほか各種資格 教育訓練講座検索システムで検索してみましょう。
給付額
教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当額
ただし、その額が10万円を超える場合は10万円とし、4千円を超えない場合は支給なし
教育訓練給付金自体は教育訓練を終了した後で要件を満たしているのをハローワークで確認した後に指定の口座に振り込まれます。
手続き
詳細はコチラ、ハローワークでも受給資格などを確認することができます。
実際に教育訓練給付金を使ってCFP©の資格を取得
私もかつてファイナンシャルプランナー(CFP©)の資格取得をするために土曜日にTACの講座に通いました。
独学でも取得できないことはないのかもしれません。コストも独学でできればその方が安いでしょう。
ですが、資格取得のメソッドを多く持っている学校に通って、生の講義を受講した方が知識も吸収しやすく早く合格できると考えて、多少費用負担してもTACに通学することにしました。
(現在は教室講座はなく、東京で講義もしくはDVD受講のみのようです。)
TACの場合、教育訓練給付金の支給対象になるコースは6科目パックのみです。
なのでこれに申し込みをして全6科目を一度に受験しました。
金額の内訳は次のとおりです。(現在の金額で計算)
受講料 170,000円
教育訓練給付金 34,000円(受講料×20%)…後日振り込み
自己負担額 136,000円
※ 入学金はキャンペーン適用で免除
結果として、17万円相当の投資を13.6万円でできたことになります。
CFPの資格取得により税理士試験では学べないようなことを学ぶことができ、今でも役に立っていることは多いです。
例えば、繰上げ返済のこと、年金のこと、不動産のこと、相続についても税理士試験の相続税法は税金計算がメインですが、FPでは税金計算だけでなく、遺言のことや遺贈の放棄であったり、結構実務向きな知識を学ぶことができます。
広く薄くという感じでしょうか?それでもCFPの問題の中には税理士試験レベルの問題もあります。
これらはCFPの資格を取得したことで得た知識です。今の自分にも確実にプラスになっているものです。
自己投資をしたいと思ったなら、「教育訓練給付金」を活用して自分の成長速度を上げましょう。
【編集後記】
お客様訪問2件。昼食は一番好きなラーメン屋へ。