これからフルサイズのカメラを使ってみたいという場合に、最新のα7Ⅴを買うか？それとも前作のα7Ⅳを選ぶか？と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、2つのカメラを触っているわたしの視点から、はじめての方に向けて、比較しつつ、違いを語ってみます。
見た目での比較
SONYから2025年12月に発売されたカメラ、α7V。SONYのカメラではスタンダードに位置づけられています。これからフルサイズのカメラを使ってみたいという方には、おすすめのスタンダードモデルです。
とはいえ、前作のα7Ⅳも使いやすいカメラで、予算面からα7Ⅳを買ってみるという選択肢もあるでしょう。2つのカメラ、いったいどこがどう違うのか？
ディープな解説はネットで見ていただくとして、はじめての方でもわかるポイントをおはなししてみます。
まずは見た目での比較。ご覧のとおりほとんど差がないといってもいいでしょう。
上からみたところ、ボタンの配置位置もボタンもかわりません。違いはα7Ⅳかα7Ⅴという文字くらい。
グリップもα7Ⅴ（左側）のほうが太くなっていると言われていますが、わたしからすると変わらんかなーという印象です。
背面も見た目は同じようですが、
実はモニターは変わっています。α7Ⅴのほうがサイズが1まわり大きく解像度も上がっています。α7Ⅳの3.0型で103万ドットに比べてα7Ⅴでは3.2型で210万ドット。モニター解像度が上がると、撮った写真を見てより楽しめますからその点でもα7Ⅴはおすすめです。気にならないならα7Ⅳでもいいかと。
使いやすさからいうと、モニターは大きい方がよく、α7Ⅴのほうが好みです。重さもα7Ⅳが約573gとα7Ⅴは610gで、ほとんど変わらず。全体的な印象からすると、ほとんど変わらない。これまでα7Ⅳを使っていてα7Ⅴに乗り換えても違和感なく使えるでしょうね。
機能面の比較
機能面は2つのカメラで大きく変わっています。連続シャッターの耐性比較が気になる方はネットを見ていただければ。
| 比較項目 | SONY α7 IV | SONY α7 V |
|---|---|---|
| 発売年 | 2021年 | 2025年 |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR2（AIプロセッサ統合） |
| 端子 | USB-C、MicroUSB | USB-C×2 |
| 有効画素数 | 約3300万画素 | 約3300万画素 |
| オートフォーカス | 人物／動物／鳥 AF | AF 拡張（昆虫、車/列車/飛行機など） |
| 手ブレ補正 | 約5.5段 | 約7.5段 |
| 連写性能 | 最高約10fps | 最高約30fps |
| 背面モニター | バリアングル | 4軸マルチアングル |
| 動画 | 4K60p（クロップあり） | 4K60p（クロップなし）/4K120p（Super35） |
| 値段（マップカメラ新品・中古美品） | 325,710円（236,800円） | 375,210円（中古なし） |
電源を入れたとき
α7Ⅴを触ろうと電源を入れると早速違いに気づきました。電源を入れるとこれまでのα7Ⅳだとカチャッと音がしていたのですが、α7Ⅴでは、電源を入れたときの駆動音が静かなのです。
…というかα7Ⅴを触る前には何も気にならなかったのですが、α7Ⅴを触ってから電源を入れたときの駆動音が気になるようになりました。
また、肌感ですがバッテリーの持ちもα7Ⅴのほうが数段優れている印象です。
これだけでもα7Ⅳとα7Ⅴでは違いを感じますし、読み出しなどの動きが早くスムーズに写真撮影に撮れるのもα7Ⅴのほうが上です。
接続端子
まずカメラの接続端子、これまではUSB-CとMicroUSBの2つだったのですが、今回のα7Ⅴでは、USB-C×2に変わっています。
これまでのα7Ⅳでは、MicroUSBなんて一度も使うこともなく、実質USB-C端子は1つだったといえますが、α7Ⅴになると、USB-C2つ。USBストリーミングでZoomにつなぎながら、もう1つのUSB-C端子で充電するといったこともできるわけです。
オートフォーカス
オートフォーカスでは、α7Ⅳはヒト、動物、鳥と対象が変わるときにフォーカスが合いやすいように設定を変える必要もあったのですが、α7Ⅴでは、動物、鳥、昆虫、飛行機、電車と対象も増えて、さらにこれらを自動で判別するオートを設定することもできます。
カメラの設定を変えるのがめんどうなら、オートにしておくのも手でしょうね。これはα7Ⅳだとできません。
背面モニター
モニターには大きな変化がありました。α7Ⅳのモニターは、カメラを開いて上下方向に回転できるバリアングルモニターでしたが、
α7Ⅴでは、「チルト4軸マルチアングルモニター」、バリアングルに加えて、上下にも角度をつけてモニター表示することができます。低い位置にカメラを構えて撮影したい場合、4軸マルチアングルのほうが使いやすいかなと。
撮影画面の表示
地味ながら便利なのが水準器、ヒストグラム同時出し。
これ、α7Ⅳではどちらか1つしか選ぶことができず、どちらも見たいわたしは「まじか…」と思っていたのですが、α7Ⅴでは水平かどうかをチェックする水準器（画面真ん中）とヒストグラム（画面右下）の同時出しができます。これは便利。
プリ撮影
最後にとりあげておきたいのが、「プリ撮影」。
これもα7Ⅳにはない機能です。
どんな機能かというと、シャッターボタンを押す前の瞬間をさかのぼって記録できるというもの。シャッターボタンを半押ししてピントを合わせている状態でシャッターを切ると、最大1秒前までの連写画像を記録できているのです。
野鳥や動物の撮影など飛び立つ瞬間などで威力を発揮する機能です。発売前にSONYで試してみましたが面白いかなと。
ただ、惜しむらくは電子シャッターだと使えず、メカシャッターじゃないと使えないという点。電子シャッターじゃないとサイレントシャッターができず。
サイレントシャッター派のわたしの場合には、登場場面が少ないかも。
ただ、プリ撮影を使いたいならα7Ⅴでしょうね。
写真映りの比較
実際に街で2つのカメラでF値、シャッタースピード、ISO感度を同じにして撮影してみました。ただ、撮った写真を比べてみると、明るさは違っています。
たとえば、この写真。右のα7Ⅴで撮った写真のほうが看板が明るく映っています。
こちらも赤色が鮮やかに映るのは、右のα7Ⅴで撮ったほうかなと。
これもさほど違いは感じませんが、やはり看板部分の明るさではα7Ⅴかなと。
α7Ⅴでは、オートホワイトバランスがあり、AIがホワイトバランスをその状況にあったものを設定してくれます。もともとホワイトバランスはオートで撮影しているのでむしろありがたいし撮りやすいです。
ということで、3つの視点からα7Ⅳとα7Ⅴの違いをまとめてみました。
そんなに変わらないという声もありますが、わたしの印象ではまったく別のカメラですし、より楽しめるのは新しいα7Ⅴという印象です。
ただ、今回とりあげたようなところが気にならないなら、あえて前作のα7Ⅳを使ってみるのも手です。
新品で買うと値段はさほど変わらず。5万円の差額ならα7Ⅴを買ったほうがいいでしょうね。
でも、中古でもいいとなれば、α7Ⅴの中古が出ていない現在、予算を見てα7Ⅳも選択肢でしょうね。
これからカメラを買ってみたいという方には、参考にしていただければ。
【編集後記】
昨日はオフ。朝から鎌倉に。
鶴岡八幡宮、小町通りでの
食べ歩きを家族で楽しみました。
お昼くらいには自宅に向けて出発。
途中静岡SAでキン肉マンのイベントが
開催されていて、長男(10)と
キン消しのガチャガチャも
やってみました。
わたしが小学生のときは1回100円でしたが、
今は200円…。時代の流れかなと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
鎌倉メンチ
家族で鶴岡八幡宮
コクリコのクレープ
ともや 大仏おかし
スタバ 玉露抹茶フラペチーノ
天神屋 たぬきおむすび
明治屋食堂
サンエトワール
ガシャポン キンケシ
