初のKindle本、「『気にしい』は独立すると武器になる」を出版しました。
書き上げるまでの流れやこだわりをまとめてみました。
「伝えたいことは本に書けばいい」
通常、本を出すという敷居はそれなりに高いです。
・出版社からの依頼(自費出版はなしで)
・ニーズがあるネタ
・企画が通るかどうか?
出版や執筆の場合には、伝えたいことがあっても、自由に書けるとは限りません。
ある程度テーマが絞られた中で書くことも。
書きたいネタがNGの可能性もあるでしょうし、書くことの制約もありえます。
ニーズがあるのが前提ですから、書く以前に出版社で企画が通る必要もあります。
それなりに敷居が高いと言わざるを得ません。
いっぽうで、Kindle出版。
じぶんで企画し、編集、校正(チェック)をすべてじぶんでやります。
・書きたいことを書ける
・企画を通すのはじぶん(100%通る)
・タイミングを選べる
と、書きたいことを書けますし、却下されることもありません。
他にないような本を書くこともできます。
その気になれば、いつでも出せるわけです。
そんな中、わたしも書きたいネタがあり、Kindle出版で本にしてみました。
出版だと、このネタでのニーズはないのかもしれません。
ただ、「伝えたいことは本に書けばいい」。それができるのがKindle出版です。
「Kindle出版」はすべてをじぶんでつくれる
Kindle出版は、出版社が入らずにじぶんだけですべてを完結させることもできます。
わたしがやった流れとしては、こんな感じでしょうか。
・企画する
・項目(見出し)を書き出す
・構成を決める
・書くツールを決める
・目安の文字数を決める
・原稿を書く
・書いた原稿のチェック
・はじめに
・おわりに
・奥付き
・表紙をつくる
・タイトルを決める
・CSS(見出しのデザイン)を決める
・原稿データをEPUBファイルにする
・Kindle Previewer(AppleBook)で見栄えをチェック
・KDP(Kindle Direct Publishing)に登録
・EPUBデータと表紙をKDPにアップロード
・値段を決める
・出版申請する
・告知する
・データの修正
・トラブル対応
とこれだけのことをじぶんでやるのがKindle出版です。
まぁ、表紙などは外注するのも手ですが、わたしはじぶんでPhotoshopでつくりました。

案を複数つくっての試行錯誤はありましたが、1つに決めるまでの過程も結構楽しめました。
一応、デザインについては妻の意見も聞きながら。緑はわたしが好きだからですけど。
セミナーも企画から告知、入金管理から当日の運営、フォローメールまでじぶんですべてやるのですが、Kindle出版も同じように、企画から出版手続きまでをまさにひとりでやることになります。
最後の審査だけは、Amazonです。
出版申請をしてから、審査がおりるまでにどのくらいかかるのか?
わたしは金曜日の夜で土日を挟んだこともあり、5月27日(執筆日)の深夜に登録メールが届いていましたので、3日近くかかったことになります。ただ、平日に出していれば、早ければ数時間とのことです。

わたしも今日、一部見直して再申請したときは、3時間ほどでした。
トラブルがあっても出版できるKindle出版
Kindle出版をやってみてわかったのは、想定外があっても出版できるということです。
どういうことか?
実はKindle出版すると、なぜか見出しの表示がおかしいのです。
原稿を書き上げてからKindle本になったときの見栄えは、事前にKindle PreviewerやApple Book(Appleの読書アプリ)、Kindleなどで確認できます。ここで見栄えがイマイチだったらCSSファイルの見直しなどをします。

Kindle Previewerでも、表示の問題はないです。
左がAppleBook、右がKindleアプリ。Kindleアプリでチェックすると見出しの表示がおかしいのです。「見出し」が指定したCSSファイルのとおりになっていません。(やり方がわるいのかもしれませんけど)


左のAppleBookでは見出しもちゃんと表示されているのですが、Kindleアプリになると、なぜか見出しの緑の線が黒になってしまうというトラブルに。
同様にAmazonに出ているKindle本も見出しの色が黒になってしまっています。
なぜなのか?
Amazonヘルプに確認してもらい調査するとのことですが、ひとまず読むのには支障はありません。
通常の本なら確認してからになるのでしょうが、Kindle出版はこれでも出せてしまうわけで、カンペキでなくてもいいわけです。ちょっとした修正ならすぐに再アップロードすれば大丈夫です。
じぶんが伝えたいことを1冊にまとめることができるKindle出版。
作品づくりとしては、楽しめます。
Kindle本を書き上げるまでの注意点としては、火がつくようなきっかけをつくること、期限を決めておくことです。
わたしはそれがきっかけで、5月末と期限を決めて、なんとか書き上げることができました。
見出しが緑のはずが黒いのですが、表示がヘンでもあとで訂正すればいいので大丈夫です。
ということで。
ご興味あれば、お読みいただけるとうれしいです。
【編集後記】
昨日は打合せ。そのあとはExcelマクロの見直しなど。
長男(10)が運動会の振替休日だったので、
午後には戻って図書館に行ったりと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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