会計事務所業界は個人プレーが多い でもそれがよかったかもしれない

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税理士業界は教えて育てるという意識があまりないように思います。(私の経験上ですが)

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でも今になって考えれば、それがよかったかもと思えることもあります。

目次

会計事務所に勤務してさっそくお客様訪問

会計事務所に就職するときにいろんな事務所で面接を受けたり、友人に話を聞くと待遇が事務所によって違います。

・ 訪問は自分の車を出す(ガソリン代は出るけど)

・ 面接に行ったけど、社会保険に入っていない(個人事業主だから問題はないけど)

・ 理不尽なことを言われる

・ 待遇面もいいとはいえない

私はすでに結婚していたので強気にいき、こういったことはできるだけさけるようにしました。(理不尽なことは何度か言われましたけど・・・)

事務所にもよりますが、業界全体的には労働環境は決していいとは言えないでしょう。

脱サラして税理士試験に挑戦、3年後に会計事務所に勤務して独立するまでの期間は約6年半です。

それなりにいろいろな仕事をやらせていただきました。それが少なからず経験になって生きています。

会計事務所に勤務した最初のころ、いきなり退職する前任者の方から引き継ぎを受けて、次回から1人で担当を数件任されて訪問しました。

サラリーマン時代は営業をやったこともなく、お客様に「どうやって数字の説明をしたらいいんだろう」、「何の話をしたらいいんだろう」と戸惑いながら訪問していたのを今でも鮮明に覚えています。

ただ、お客様もそんな私の話を一生懸命に聞いてくださいました。ありがたかったですが、自分自身の力不足を感じたりもしました。

先輩にも聞けば教えてくれますが、担当制であることもあり、何から何までというわけにはいきません。

自分で学ぶ必要がある、今のままの自分ではダメで、お客様にいいサービスを提供するために自分が成長しないと・・・。

そんな思いをきっかけに本格的に読書をするようになりました。その後ファイナンシャルプランナーの資格も取りました。

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自分がないのは嫌だった

よくよく考えると、会社員の頃、入社してすぐは先輩に言われたことをやる、自発的に動けることはほとんどなく・・・。

何かを聞かれた時に、今のように税法など根拠になることがわかっていなかったわけで、先輩から言われてやっていることでも「○○さんが言っていたから・・・。」というのは絶対に言いたくありませんでした。

それを言ってしまっては自分がなくなります。

そう考えると、会計事務所の世界は教育があまりなく、個人プレーが多い業界かもしれませんが、だからこそ自主的に学ぼうと思ったし、会計事務所勤務の経験も大きな意味があったと思えます。

学べばアウトプットの場は常にあるので成長も感じることができます。

税理士になるためには必要な環境

税理士として登録するには、2年の実務経験が必要となります。

会社の経理などでもいいのかもしれませんが、独立を目指すなら会計事務所での経験もしておいた方がいいでしょう。

そして、実務をひととおり学ぼうと思えば、ある程度の期間が必要です。

法人税や所得税の確定申告、年末調整などやはり実務ならではの学びもあります。

税理士試験で勉強したことをある程度アウトプットできます。

独立志向があれば、会計事務所の勤務する期間は独立するためのスキルをみがく期間と位置づければ意識も変わります。

残業が少ない事務所に入れば、時間をつくることができます。(私は選びました)

あとは事務所だけでは狭い世界になるので、外との交流をもって刺激をもらうのもいいです。

将来の自分にふさわしい環境を選びましょう。

 

【編集後記】
昨日は法人の決算2件を完了。12月はいろいろやるべきことがあるので前倒しぎみに仕事をすすめます。

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