会社の設立手続きを自分でやるなら「会社設立freee」or「弥生のかんたん会社設立」?

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会社設立の手続きもある程度、自分でできるようになってきています。

左が「会社設立freee」右が「弥生のかんたん会社設立」

自分でやるならこういったオンラインサービスを使わない手はありません。

会社の設立手続きも今や自分でできるように

会社を設立するには、登記という手続きが必要です。法務局で行います。

この登記によって会社は存在を認められます。

だから設立後は所在地に住んでいるということで、住民税も払っていくことになります(個人ではないので、法人住民税という法人向けのものですが。)

同じように所得税ではなく、法人税。個人事業税ではなく、法人事業税といった感じです。

ただ、登記をするまでには、いくつか超えなければいけないハードルがあります。

ざっくり説明すると、株式会社の場合は

  1. 基本事項(会社の名前、所在地、何をする会社か、資本金、株主、計算期間など)を決める
  2. 定款(会社のルールを決めたもので、①の内容も含めたもの)の作成
  3. 公証人役場で定款の認証
  4. 出資金の払込
  5. 役員の選任
  6. 法務局へ設立の登記申請
  7. 設立後に銀行口座の開設、税務署など諸官庁へ届け出(税金、社会保険など)
合同会社を設立するなら
会社の形態が株式会社でなく、後述の合同会社なら「②定款の認証」は不要です。

会社をつくる人が自分で手続きするには、高いハードルです。

自分でできない場合には、司法書士などの専門家に依頼することになります。

ただ、この会社を設立する手続きのための書類をオンラインのツールを使って作成することが可能です。

自分でやってみるのも一つです。

「会社設立freee」or「弥生のかんたん会社設立」?

会社設立の手続きができるfreeeの「会社設立freee」

そして、弥生の「弥生のかんたん会社設立」。

どちらも無料で利用できるのが、大きな魅力です。

ただそれ以上に使いやすさが重要です。この2つのオンラインサービスを使い、色々な面で比較してみました。

操作性

操作性は「会社設立freee」に軍配が上がります。

といっても、freeeが特別いいというわけではなく、困らないで手を止めずに入力することができるという感じ。

「弥生のかんたん会社設立」は操作性に難あり。「むむむ・・・」というのが何回かありました。

必要項目を入力したものの、「次へ」のボタンがみつからない。

「あれ?」と思ったら、右下に自動で出てくる質問チャットの画面で「次へ」のボタンが隠れてしまっていました。

その都度、チャット画面を消さないといけないので、結構な手間です。

あと、資本金を決めるときの「1株の価額」や「株数」も「入力できない・・・」と思ったらまさかの全角入力。

全角で入力しないとダメなんて、いまどきイケてません。

弥生会計も同様に金額は全角入力?そんな仕様ではないはずです。

これはeltax以来、久々のダサダサITか?

合理化するにはITスキルは欠かせない 最初は時間をかけて触ってみることも必要だけど…

2017.01.13

合同会社を作るなら?

会社にもいろいろあり、株式会社以外にも、合同会社という形態もあります。

合同会社には次のような特徴があります。ちなみに後から株式会社に組織変更することもできます。

  1. 株式会社に比べて設立コストが安い(約7〜10万円、株式会社は約30万円)
  2. 設立手続きがかんたん(定款の認証が不要)
  3. 出資金の比率に関係なく利益の分配率を自由に決めることができる
  4. デメリットの一つは知名度。社会的にはまだ株式会社の方が認知度が高い

この合同会社の書類も同じように作成することができるのでしょうか?

「会社設立freee」では、株式会社か合同会社に対応しています。一方で「弥生のかんたん会社設立」は株式会社専門。

残念ながら合同会社には対応していません。

確かに専門性を持つことは強みではあるものの・・・。

今後の法人化の流れを考えると、合同会社にも対応しておきたいところでしょう。

設立コストは?

設立コストは通常、司法書士の報酬を除くとおおよそこんな感じです。

株式会社の場合

紙定款電子定款
収入印紙代40,000円0円
公証人手数料52,000円52,000円
登録免許税150,000円150,000円
合計242,000円202,000円

合同会社の場合

紙定款電子定款
収入印紙代 40,000円0円
登録免許税60,000円60,000円
合計 100,000円60,000円

定款を電子定款にすると、上記のうち収入印紙代はかかりません。

登録免許税
正確には資本金の0.7%と15万円のどちらか多いほうです。通常は15万円になることが多いです。合同会社は15万円→6万円

この電子定款にするのは、行政書士等に5,000円〜10,000円の報酬を支払って依頼することになります。

この電子定款にする手続き、「会社設立freee 」は対応しています。

電子定款にする部分も、freeeの提携の専門家に依頼することもできます。

弥生も将来的には電子定款対応になるようですが、現状は紙定款のみの対応。

税務署などへの届出書類

会社を設立した後で、税務署や都道府県、市町村に会社設立届や青色申告承認申請書など各種の書類を提出する必要があります。

会社をつくったら必要な書類の提出 e-tax、eltaxそして会社設立freeeでの手続きもおすすめ

2017.07.18

これらの書類を作成してダウンロードすることができます。

「会社設立freee」では必要事項がほとんど入力された状態でダウンロードすることができます。

この点はすばらしいなと感じました。

「弥生のかんたん会社設立」はPDFの書式に直接入力。ひと手間かかります。

書き方のマニュアルがついていて、これ自体はわかりやすかったのですが、入力の必要があるか、ないかは大きな違いです。

自分でできるという趣旨は魅力的

どちらも会社設立をサポートするオンラインソフトとして、「自分でできる」という趣旨は魅力的です。

どちらも一番最後に自社の会計ソフトの利用をすすめる画面が出てきますが、利用するかしないかは自由ですし。

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freeeの強烈な電話営業は嫌ですが、この「会社設立freee」は使いやすいかなと。

その一方で。弥生に恨みはありませんが、「弥生のかんたん会社設立」は残念ながら使いにくいというのが率直な感想。

現時点では、税務届出書を自分で入力する必要があるなど「かんたん・・・」とは言えない部分も。

無料だからというのであれば、はっきり言って有料でも使いやすいものがいい。

もともとは弥生でないものの、弥生のMISOCAとはずいぶんな違いです。

請求書作成サービス「MISOCA(ミソカ)」が有料化 それでも継続することにした理由(わけ)

2017.08.15

コストの問題だけでなく、会社ってどういったものなんだろう?」を知るためにも是非、自分でやってみて頂ければと。

そして、どちらのサービスも今後、さらに利用しやすくなることを期待してます。


【編集後記】
昨日は午後からお客様訪問。社長から今年も会社の株式を移転したいとの話。こちらからも提案させてもらおうと思っていたところではありましたが・・・。その意識がすばらしいなぁと感激。

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