話を聞くとき環境をつくることに貢献する ネタが安産となるためにできること

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税理士の仕事をしていれば求められる、話を引き出すこと、話の聞き方。

意識していることは、話をする方にとって安心できる場をつくることです。

目次

いかに話したいことを話してもらえるか

税理士の仕事といえば、パッと頭に浮かぶのは、決算をまとめたり、税金の計算や申告をすることでしょう。

でも、その仕事が最終的には決算や税金の計算、申告であったとしても、実はそこに行くまでの過程が大事だったりします。

「利益を○○円出すためには?」

「今年は利益がすごく出そうだけど、何かできることは?」

「これから進めようとしていることに税金の問題点はないのか?」

「事業が順調で会社の株価が高くなりそうだけど、誰に移そうか。」

雑談の中から出てくる何気ない会話にヒントがあったりします。

それを引き出すには、話したいことを話して頂く、その環境をつくることも、大事なことだと考えています。

否定をしたら産まれるものも産まれない

話を聞くときに、決めていることは「意見や感じたことの否定はしない」ということ。

もちろん、脱税をしたいとかそういった内容は論外ですし、そういったお客様はいません。

環境が違うために知らないこと、知識の差があるためにわからないことは、あって当たり前のこと。

それを否定していたら、話をする人もゲンナリして、話す気もなくなっちゃいますし、否定しなければ生まれるはずだった新しいネタも産まれなくなってしまいます。

何か認識が違っていることがあっても、そもそもは私も知らなかったことだったりもするわけなので、同意できる部分を探して、同意から入っていくようにしています。

そのほうが話し手の方も気持ちよく話ができるでしょう。

聞き手にとっての新しいネタは、いい環境で、安産で産まれたほうがお互いにとってもいいはずです。

話を聞くときいろいろ動かしてみる

対話で聞き手になることもあれば、セミナーなどに参加して聞き手になることもあります。

そういったときにも、やっぱり聞き手の姿勢って大事だなと思っています。

自分も話し手になることもあるのですが、やっぱり聞き手がどう聞いてくれているのかは正直気になるものです。

一生懸命聞くからこそ、真剣な顔になることってあると思うんです。

ただ、ずっとその顔では話している人からしたら「何か不満があるのかな?」と感じてしまいます。

「そうではないよ」と感じてもらうためには、ときどき笑顔にもなってみましょう。

話し手が何か笑いをとろうとしていたら、それに反応して笑っていれば安産になります。たとえそのギャグがイマイチだと感じてもです。(笑)

笑いをとれずに、完全にスルーされたときの置き去りにされた感じは「つうこんのいちげき」に値します。

話を聞くときには、うなづきを程よくするようにしています。

聞き手が無反応だと「興味ないんかいな」となり、話すモチベーションも下がってしまいます。

やっぱり人間ですから。

話を聞きながら、うなづいたり、「あ~」、「ええ」、「はい」などと声をだしてリアクションをすることで、話し手も「受け入れてくれている。」と感じ、新しいネタが安産になること間違いなしです。

姿勢

いいに越したことはないのでしょうが、話を聞くときに腕組みをして聞くのは、話し手に威圧的な印象を与えてしまうこともあります。

会社員時代、私もつい癖で、腕を組んで話を聞いたりしてしまったことがありましたが、(まったく悪気はないのですが・・・。)相手の方へ与える印象を考えてやらないように気をつけています。

気になったことは、メモを取るようにしています。

ずっと下を向きっぱなしでも、話し手からしてみると、「興味ないんじゃないか」という印象を与えてしまいますので、その辺はバランスよく。

 

私の経験から意識していることですが、話し手を経験したからこそ、話をする側の熱意やスキルだけに任せるだけでなく、聞き手の姿勢も必要だと感じています。

話がより盛り上がって、より安産になるには、話し手と聞き手、お互いの協力が欠かせないでしょう。

【編集後記】
昨日は3人でドローンツアーを計画、あいにくの雨で半田市のコメダでねばったものの中止に。昼は全国女性税理士連盟のセミナーに参加し、夜は井ノ上さん主催のオフ会に参加。その帰り、iPhoneで改札を通ったのですが、駅に到着前するに電池切れになってしまい、ハッと気づいたときにはすでに手遅れ。仕方なく現金で電車代を払いました。^^;

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