資金繰りが苦しいと事業に集中できません。
資金繰りを改善するために、やるべきことはいくつかあります。
資金繰りは大変! でも工夫できることもある
資金繰りはお金のやりくり。
事業をする上で生命線になるほど重要です。
「あ、今月でお金がなくなっちゃう。どうしよう・・・。」
お金がなくなってしまったらゲームオーバーです。
そうならないように資金繰りを考えていく必要があります。
銀行からお金を借りて、事業に投入して、なんとか乗り切ったり、役員借入金として会社にお金を入れて買掛金や未払金などの債務を払ったりするといった場面も。
売上金の入金があるまえに、仕入代金の支払日が来て、その時点でお金が足りなければ、どこかから調達してこなければいけません。
でも、そんな資金繰りの状況は、改善できるかもしれませんよ。
入金と支払いのサイトを見直ししてみる
入金と支払いのサイトを決めることです。請求書が届いたらすぐに支払ってしまうのでは、やはり手元にお金が残りにくくなります。
「今月届いた請求書は翌月末とか翌々月に支払おう。それまでは支払わない。」
と決めちゃえばいいんです。
請求書が届くたびに支払っていたら、その処理の時間も膨大になりますし。
例えば、売上500は翌月末入金だとすると、仕入代金300は翌月末以降にすればお金がなくて支払えなくなる可能性は下がります。
「ダメって言われちゃうんじゃないの?」と言われそうですが、意外とそうでもないです。
以前、お客様にこの話をして、仕入れ代金の支払いを翌々月15日にするということで文書を出して、実際に文句を言ってきたのはたったの1件でした。
最終的には、すべての仕入先が翌々月の15日になっています。
先に仕入代金300の支払日が来てしまうと、売上代金500はまだ入金されてなくて、手元のお金がなければどこかから資金を借りて来る必要があります。
売上のお金が先に入ってきて、仕入代金を払えると資金繰りにも余裕がでます。
仕事をする前に、お金をもらえる前受金であれば、さらに資金繰りは改善するでしょう。
借入金の返済を見直ししてみる
資金繰りが苦しくなっている原因には、借入金の返済元本が多すぎて、お金が残りにくくなっていることもあります。
毎月の返済負担が減るように他の金融機関で借り換えをしてみるのも1つです。
返済額が減れば、毎月浮いてくるお金が出てきます。
そもそも今の借入条件が実態にあったものかどうかもわかりません。
他の金融機関で条件提示してもらったら、今よりも有利だったりすることもあります。
複数の金融機関に条件提示してもらう、といったことは労力が必要ですが、それくらいのことをやろうとしないと資金繰りはなかなかよくならないでしょう。
まずは資金繰り悪化の2つの主な要因、サイトと借入金返済の現状を見直ししてみることをおすすめします。
【編集後記】
昨日は1日事務所で確定申告。いいペースで進んでいて、この調子で行けば去年より早く終わりそうです。