小学校の租税教室 実況中継 事前練習~本番まで考えたこと

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租税教室の講師をしてきました。

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今回が通算2回目でした。体験談を実況中継で記事にしてみます。

目次

租税教室とは

租税教室とは、生徒の皆さんに税金の必要性について考えてもらう授業を、税理士が外部講師として学校を訪問して行うものです。

学校の授業の1コマ(45分~50分)で授業をします。

今回私が訪問したのは、愛知県の安城市の小学校です。

通常、学校に事前に訪問をして、先生と打ち合わせをして、当日に望みます。

実は、独立する前の支部は人数が多かったこともあり、希望者が租税教室の講師をやるという感じでした。(たぶん^^;)

でも、いま所属している刈谷支部は所属税理士の人数が200人位ということもあり、租税教室の講師依頼が来ます。

そんなわけで、独立した去年初めてで、今年は2回目です。

租税教室の本番当日までに私がしたこと

租税教室の講師をやるとなると、前もって練習するのかもしれませんが、私は通常業務もあったため、前日に初めて準備をしました。^^;(ちゃんと準備している方には怒られるかもしれませんが。)

聞き手は小学校の生徒のみんな、いつも以上にわかりやすさを意識して伝える必要があります。

途中で飽きられたらダメージ大です。

そんな中、私が意識したことは次のようなことです。

生徒のみんなを名前で呼びたいから 座席表があるか確認

セミナーで話をさせて頂くときもそうですが、私は聞いている人を引き込むようにしています。

せっかくみんなに自分の意見を言ってもらうなら、名前で呼びたい、そう思っています。

なので、事前の学校訪問時に先生に座席表などはあるか確認しています。

今回の学校にはあるということでした。(用意してくれたのかも)

 「ひとりリハーサル」

私の場合には資料だけ作っていても本番で自分の思うように進行できるとは思えません。

実際に声に出して、やってみると気づくこともあります。

これをやると、いろいろ気づくこともあるので、必ずやるようにしています。

といっても本番でその通りにできるとは限りませんが、何もやらないよりは全然いいです。

前日と当日の本番前は、何度も繰り返して練習していました。

そして当日4時間目 6年1組で租税教室

租税教室の授業は4時間目でした。11:35~12:20までの45分間です。

6年生のクラスは3クラスあり、各組に税理士が1人ずつ担当します。

11:20の集合時間に校長室に案内されると、すでに講師担当の税理士でない3人の方が座っていらっしゃいました。

校長先生やその3名の方と普通に話をしていましたが、何も聞いていなかったので最初、「税務署の方かな??」と思っていました。

担任の先生が私を呼びに来てくれたときに、わかったのです。

その3名の方たちは今年初めて租税教室の講師をやる税理士の方で、3名全員が私の租税教室の授業の見学に見えたということが・・・。^^;

ビックリしましたが、見て頂けるのはありがたくもありますが、果たして参考になるのかどうか。

もう本番はすぐそこ、そんなこと考えている余裕はありません。

そして授業が始まりました。

私が租税教室で意識していることはこんなことです。

とにかく最初に笑いをとる

授業は講師の雰囲気次第で変わります。

楽しくやるためには、こちらのスタイルを伝えなければいけません。

まして聞き手は小学生35名です。意見を言いやすい環境を作ることが大事です。

いつも、最初の自己紹介で黒板にでっかく自分の名前を書くことにしています。

これで笑いをとろうと思いましたが、書いている途中で「知ってるよ。植村豪さんでしょ。有名じゃん、友達じゃん。」と生徒たちの声。

普通に「えっ!?なんで知っているの??」と聞いてしまいました。^^;

生徒のみんななりのコミュニケーションのとり方でしょう。

先生から事前に名前を聞いていたのでしょう。知ってるはずもないですから。(笑)

笑いをとるつもりがこちらが笑ってしまいました。

相手もなかなかのやり手です。^^;

意見を言ってくれているときはうなづき 意見を言い終わったら拍手を

みんなが答えやすいような環境づくりは大事だと思っています。小学生だからなおさらです。

意見を言ってくれているときには、オーバーリアクションぎみにでも「うん、うん」と声に出して頷いていました。

意見を言ってくれたら、みんなに「はい、拍手~。」といって拍手をするようにしていました。

やってみるとみんなも拍手してくれます。

これをすると、意見を言ってくれた人も喜んでくれて、また答えようとしてくれるのでオススメです。

できるだけみんなを見てみんなに答えてもらう

いざ話を始めると、特定の箇所ばかりみてしまいがちです。

ここを気をつけて、できるだけ顔を上げて全体に視線を向けるようにしました。

最初に「積極的に自分の意見を言ってください。」と伝えましたが、特定の男の子の勢いがありすぎて、途中から遠慮した女の子の手が上がりませんでした。

このままでは特定の生徒だけが参加するようになってしまうと思い、途中から女の子の生徒にも指名して意見を聞くようにしました。

いざ指名して聞くと、ニッコリ笑ってしっかりと自分の意見を言ってくれます。

今回の反省点

今回の反省点は、すごく基本的なミスをしたこと。

学校の名前を間違えてしまいました。^^;

もちろん、本番直前までわかっていたのですが、それまでのすべてが台無しになる一言・・・。

ただみんなもそんな失敗を広いこころで笑って許してくれました。

 

そんな感じであっという間に45分が終わりました。

最後にみんなから授業を受けての感想をいただきました。どれもすごく嬉しいものばかりでした。

授業後には、担任の先生からも「本当に2回目なんですか?生徒との距離がすごく近くてびっくりしました。」と言って頂きました。

前日練習で大丈夫かな~と正直不安もありましたが、無事に終わってよかったです。

こういった経験を1つずつ積んでいければと思います。

 

【編集後記】
昨日は夕方から相続の相談 いろいろ検討することもありますが、依頼して頂けるのはありがたいです。

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