単価が高くても売れる! あんバターに見る単価の付け方と商品の見せ方

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安ければ売れるってものでもありません。

それをこのあんバターが教えてくれました。

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イベントで出会った小さなあんバター

先日、半田市の新美南吉記念館のイベントに行ってきました。

半田市は知多半島にあり、我が家からは車で30分くらい。

新美南吉記念館

愛知県半田市岩滑西町1丁目 岩滑西町1丁目10−1

新美南吉といえば、著書「ごんぎつね」で有名な方です。

ミニ電車に乗ったり、缶バッジを子どもと一緒に作ってみたりして、楽しみました。

そこにお店もいくつか出店していたのですが、そこで出店していたパン屋で販売されていたのが、写真のあんバター。

写真でどこまで伝わるかわかりませんが、サイズ的にはかなり小さめです。

ただ、この小さなあんバターが売れていて、私が店頭に出ていた最後の1つを買いました。

あんバターをいくらで売るのか?

もし、このお店の人だったら、このあんバターをいくらで売りますか?

このお店ではこのあんバターを250円で売っていました。

正直、高いと思う人が多いのではないでしょうか。

でも、結果的に売れていて、最後の1つを私が買っているのです。
このあんバターを買いたいと思わない人もいるかもしれませんが、買いたいと思った人も確実にいたわけで。

どんな理由で買いたいという決断になるかは人それぞれでしょう。

「包み紙から透けて見えたあんと厚いバターが美味しそう。」

「あんこが好きだから」

「最後の1つだった。」

「店頭に売っていたパンの中で甘いパンがこれだけだった。」

など、理由はいろいろあるでしょうが、いずれにしても250円という価格は受け入れられたということです。

私がこのパン屋の立場だったら、いくらで売っていただろうか、同じように250円で売っていただろうかと考えさせられました。

わずか50円の値下げだとしても、それなりの損失になります。

見た目も大事だけど見た目ではわからないこともある

このパン屋の値付けは、お客さんに受け入れられたわけで、味見もしてないので、見た目も重要な要素だったと思います。

透ける紙で包むのも1つのアイデアでしょう。

ただ、見た目だけではわからないところで、このあんバターを作るのに、あんをつくるときに、豆から煮ているなど調理方法で手数をかけていることがあるかもしれません。

バターも厚めですし。

小さいから安い、大きいから高いというものでもないでしょう。それだけで値付けはできません。

「売るためには、値下げするしか・・・」となっては、利益を出すことがこれまで以上に難しくなります。

特に中小企業やフリーランスはかんたんに値下げをするべきではないですね。

【編集後記】
昨日は午前中だけ仕事。午後から公園や買い物へ。長男(2)がサッカーボールを蹴って、親の真似で曲がりなりにもドリブルし始めたときは興奮を隠せませんでした。もうちょっと公園でサッカーして、サッカー大好きになればいいなぁと。

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