アクシデントがあった場合の対応策も数字を使って考えるべき

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経営判断をする場合には、数字を使って考えるといいです。

なんとなくで行動するよりも、根拠をもって行動することができます。

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数字を使えば、具体的な量が把握できる

事業を長いこと続けていれば、いろんなことが起こります。

「大口顧客と契約できた」

「得意先といい取引ができない状況を脱したくて、取引をやめることにした」

プラスのこと、マイナスのことなどいろんなことが起こります。

何にも問題がなく、ずっと右肩上がりであれば、言うことはないのですが、そうでないことの方が多いです。

例えば、売上が減少するという場合。

得意先との継続的な取引がなくなったら、「これから売上が下がりそうだけどどうしよう?」とそれに対応するための判断をしていく必要があります。

そのときの判断もなんとなく「こうしようかな・・・」と方向性を決めることができたとしても、それは感覚的な判断であり、根拠をもった判断ではないわけです。

こういったときこそ、数字を使って判断をするべきです。

例をあげてみると「水がたくさん入っている」と言われても、具体的にどのくらい入っているかはわかりません。

聞いた人からしたら、1リットルをたくさんと言っているかもしれないし、10リットルをたくさんと言っているかもしれませんしね。

数字を使って言えば、相手にも共通のボリューム感が伝わります。

改善策を考えるのにも、やっぱり数字を使って考えるべきでしょう。

売上金額だけで考えない 利益から逆算で考えるのがおすすめ

売上が減った場合には、利益が減り、さらに現金の入金も減ることになります。その代わりに仕入れなどがあれば、その分、利益は増え、支払金額も減ります。

売上金額だけで事業の良し悪しが判断できるわけではありません。

お金が回るように、考える必要があります。

「年間の借入返済額はいくらか?」

「必要な利益はいくらか?」

「年間の固定費はいくらか?」、「粗利益はいくらか?」

さらに「粗利率は何%に設定する必要があるか?」、「必要売上高は?」

こういったことを考えるのには、逆算で考えることが効果的です。

最終的に数字に落とし込めれば、ざっくり計算だとしても、なんとなく考えて決めるよりは合理的です。

行動を早くするには経理を早くする

アクシデントは、もともと予定されたものではなく、突然起こります。

突然発生するだけに、その後の対応策も素早く検討して、判断する必要があります。

実績値を使って判断するには、直近までの月次の数字がしっかりと経理されていることが必要です。

それによって、より実態に即した判断ができます。(1年前の数字では、現在と状況が変わっているかもしれません。)

何かあったときの対応策を検討する、リスク対策として使える数字にするためにも、経理はコツコツやっていきましょう。

【編集後記】
昨日は事務所で法定調書、償却資産申告を完了。夕方にはお客様と決算対策の打合せ。その後のスタバでいつもはアイスを注文するのですが、昨日は寒かったこともあり、初めてホットを注文。ソイラテ美味しかったです。

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